雑草は伸びっぱなしのまま放置していると、雑草に隠れて動物が棲みついたりして、設備の破損や故障を招く恐れがあります。
様々なトラブルを事前に防ぐため、草刈りを専門の業者へ依頼して早期に対策を取ることが大切です。草刈りを自分で行わず業者に依頼するには、作業内容や依頼できる業者について詳しく知っておきたいものです。
そこで今回は、除草を依頼する場合の費用相場、草刈りを依頼できる業者ごとの特徴、草刈り業者を選ぶときに確認するべきポイント3点を紹介します。
草刈りの外注を検討している方は、ぜひご覧ください。
草刈りの作業内容と費用相場
草刈りを専門の業者へ頼む場合は、どのような作業を行ってもらえるのでしょうか。事前に作業内容を把握しておくと、円滑にやり取りを進めることができるでしょう。
ここでは、草刈りにかかる費用の相場と作業内容をご紹介します。
費用相場
草刈りは、主に以下のような項目に対して料金が発生します。
・施工面積
・作業時間
・除草する草丈
・作業内容 (草刈り、草むしり、抜根)
費用相場は、おおよそ1平方メートルあたり100〜300円程度です。
ただし、正確な料金は業者や地域はもちろん、庭の状況や使用する機械や用品によって変動します。
また、料金体系は1平方メートルあたりの単価制や作業時間に応じた時間制などがあります。さらに、定期的な依頼を検討されている方にとっては、定期契約を結ぶことで割引が適用される場合もあります。
正確な料金に関する情報を知りたい方は、依頼する前に直接業者へ料金を確認いただくことをおすすめします。
作業内容
草刈り業者が対応する作業内容は、主に以下があります。
・草刈り
・草むしり
・伐採
・庭木の剪定
除草方法には手作業をはじめ、草刈機による刈り取り、防草シート、除草剤の使用が挙げられます。
業者に依頼をすると、効果的な除草作業に加えて害虫の駆除や、除草した草の処理といったアフターケアも対応してくれる場合があります。
除草をしたい場所が小石や砂利が多いところ、急な斜面や駐車場の場合は、業者によっては追加料金が必要な場合があります。
正確な作業可能な内容や料金については、依頼を検討している業者へ事前に見積もりを実施し確認しておくことが重要です。
草刈りの依頼先は?どの業者?
草刈りを依頼できる業者は、大きく分けると草刈りの専門や造園全般を専門とする業者、シルバー人材センター、ハウスクリーニング業者の主に3つに分けられます。
ここでは、それぞれの業者に依頼する場合のメリットや特徴に関して紹介していきます。
業者へ草刈りの依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
草刈りの専門業者
草刈りや造園全般を専門とする業者は、豊富な経験と実績に基づき、効率よく作業を行ってくれることが特徴です。
雑草対策など経験に基づいたノウハウがあるので、適切な手入れを行えば、作業後も綺麗な状態を長く保つことができます。
また、造園業者に頼む場合は、新しい花壇を作ったり、庭全体の雰囲気を変えたいといった庭作り全般の相談が可能です。造園業者は庭木や砂利といった庭全体の手入れはもちろん、庭木の剪定や落ち葉の掃除といった庭の状態を綺麗に保つ作業が可能です。
専門業者へ依頼する場合は、他の業者と比べて高額になりやすいと言われています。
しかし、トラブルが起きた時に補償制度を儲けている業者も多いため、万が一の場合にも安心して任せることができます。
ハウスクリーニング業者
ハウスクリーニング業者は、家の中の掃除を受けている業者を指します。庭も住宅の重要な一部のため、草刈りや庭木の剪定を提供サービスの一つとして行っている業者も存します。
しかし、ハウスクリーニング業者は先に述べた草刈りの専門業者とは異なり、業者によってどこまで対応してくれるのか、その対応可能範囲が大きく異なるため注意が必要です。
例えば、草刈りや庭木の剪定を希望で、業者側で「庭のお手入れ」が可能と謳っていても、実際は簡単な草むしりで終わってしまった、といったことが起こりえます。
そのため、ハウスクリーニング業者へ草刈りの依頼を検討する場合は、誤解やトラブルがないように事前にどこまで対応してくれるのかを確認しておくと安心です。
シルバー人材センター
シルバー人材センターとは、各地域ごとに働きたい高齢者が中心となっている団体で、
依頼した仕事内容に対応できそうな人材を担当者が選んで派遣する仕組みになっています。
シルバー人材センターに在籍する高齢者は、収入よりも自身の経験や労働力で社会貢献したいといった目的で登録していることが多いため、比較的安価に依頼することができる傾向にあります。
一方で、あくまで登録している高齢者は一般の方であることは認識しておく必要があります。必ず希望通りの人材が派遣されるとは限らないため、自身の満足のいく仕上がりにならない場合があります。
専門業者ではないため、場合によっては草刈りや造園に関する知識が一切ない登録者が派遣されることがあります。
その場合は作業内容の説明が一から必要になるため、業者へ頼んで工数削減するつもりが、かえって対応事項が多く発生してしまう可能性があります。
太陽光発電の専門業者
このように、除草が可能な業者は多く存在しますが、太陽光発電所の除草を得意とする業者は限られます。
お庭と違い、太陽光発電所内には電気が流れるケーブルが露出していたり、高額な電気設備が多く並んでいます。仮に業者へ依頼したことで設備の故障等のトラブルが発生してしまうと、せっかく除草費用自体は安く済んだとしても、その何倍もの修理費用がかかってしまうといったこともありえます。
もし太陽光発電所の除草を検討されている場合は、安心の保証制度を備えた太陽光発電所の除草専門の業者に任せることで、安全に作業を行ってもらうようにしましょう。
草刈り業者を選ぶときのポイント
これまで、草刈り依頼先には様々な選択肢があるということに関して紹介してきました。
ここでは、実際に草刈り専門業者へ頼む際の選定ポイントについてご紹介します。
作業内容を確認する
草刈りを業者へ依頼すると、単純に作業賃としての草刈り代の他に、作業ででたゴミを持ち帰って処分してもらうための費用や業者の所在地に応じた交通費、駐車場代、機械の使用料、特殊な機材や薬剤を使用した場合の道具材料費など、付随する作業の費用が追加でかかることが多いです。
依頼前に現地までスタッフにきてもらい、内訳まで記載された見積もりを出してもらう、あるいは提示された料金が総額かどうかを確認しておくのがおすすめです。
複数業者に見積もりを取る
業者によっては、草丈が高かったり荒れ地であると、割増料金が設定されていたり、依頼したい作業面積が広く、草刈りを1日で終えたい場合には、より多くの人数を必要とするため、その分の人件費もかかることがあります。
そのため、1社だけに見積もりを出してもらうのではなく、2〜3社を候補として複数の業者から相見積もりをとって比較すると良いでしょう。その場合には見積もりで提示された金額以上の追加費用がかかることがあるのか、細かな内訳まで把握できると安心です。
業者の公開情報を確認する
業者へ依頼する前に、検索エンジンやSNS等で会社名を検索し、公式ホームページや利用経験者による口コミ等の情報を把握することがおすすめです。
公式ホームページで情報を見る際には、価格や提供しているサービスのほか、その会社が草刈り専門業者であるか、また、会社概要の記載内容を確認し不審な点はないかをチェックします。
業者が運用するSNSを見る際は、顧客対応や請求等でトラブルがないかも確認しておくと良いでしょう。
まとめ
本記事では草刈りを業者に依頼する場合の費用相場、対応可能な作業内容、主な依頼先、業者を選定する際のポイント3点を述べてきました。
伸び切った草を自身で取り除くのは非常に工数がかかります。しかし、専門業者へ依頼すれば即時に対応を行い、除草後の雑草対策も行ってくれます。
草刈りの料金や実施可能なサービスは、依頼したい面積や必要な作業時間によって変動します。
事前にインターネット等で業者について調査をして複数社で比較を行い、業者に現地で見積もりを事前に依頼した上で、費用総額を確認するようにしましょう。
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